下痢や嘔吐を伴う病気

赤ちゃんがよくかかる病気のうち「下痢」や「嘔吐」を主な症状とするものとしては「急性胃腸炎」があります。
「急性胃腸炎」は「ウイルス性急性胃腸炎」と「細菌性急性胃腸炎」という2つのタイプに分けられ、それぞれに原因や症状、対処法が異なりますので注意が必要です。
「急性胃腸炎」の中でも「ウイルス性急性胃腸炎」とは、いわゆる「おなかにくる風邪」のことであり、ウイルス感染によって発症します。
その多くが「ロタウイルス」によるため「ロタウイルス性下痢症」などと呼ばれることもあります。
ウイルス性急性胃腸炎の主な症状と言えば、下痢や嘔吐、発熱などであり、脱水症状を引き起こしやすいのが特徴です。
こまめな水分補給が欠かせませんが、柑橘系の果汁は下痢や嘔吐をさらに悪化させる可能性がありますので、避けましょう。
治療法としては、下痢止め・吐き気止めといった薬の処方や、点滴による水分補給といった対症療法が主流になります。
一方「細菌性急性胃腸炎」とは、いわゆる「食中毒」のことであり、サルモネラ菌やブドウ球菌、カンピロバクター菌、病原性大腸菌O-157などの細菌感染によって起こるものです。
主な症状としては、下痢や嘔吐、発熱の他、激しい腹痛や頭痛が起こるのが特徴で、血便も伴うことがあります。
ウイルス性急性胃腸炎よりも症状はひどく、長引く傾向にありますが、症状自体はよく似ているため判断が非常に難しいところです。
医療機関を受診する際には「便の付着したおむつ」を持っていくと、検査ですぐに原因菌が特定されますので、忘れずに持参しましょう。
細菌性急性胃腸炎は、お母さんの日々のちょっとした心がけによって防ぐことができます。
「食材は十分に火を通す」「調理前と生ものを触った後は必ず手を洗う」「調理中も包丁やまな板をこまめに洗う」といった食中毒を防ぐ基本的な注意事項を厳守すると同時に、大人が食べるお刺身や冷や奴などの生ものは赤ちゃんには与えない姿勢を徹底することも大切です。
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