局所の病気

赤ちゃんがよくかかる病気のうち「局所」に症状が表れるものは多くありますが、その中でもぜひ押さえておきたいのが「アトピー性皮膚炎」「おむつかぶれ」「中耳炎」です。
まず、1つ目の「アトピー性皮膚炎」とは、いわゆる「アトピー体質」と言われるアレルギー体質の赤ちゃん、あるいはそういった素因を生まれながらに持っている赤ちゃんに、様々な刺激が加わることによって起こる湿疹の1種です。
肘や足首の関節部分に集中して湿疹が表れたり、耳の付け根がただれたりといった特徴があり、非常に強い痒みを伴います。
しかし、痒くことによって症状はますます悪化してしまいますので、まずは肌の清潔を保ち、お医者さんで出された薬を塗ってケアすることが先決です。
原因としては、食物アレルギーやダニアレルギー、ハウスダストなどが挙げられますが、それ以外にも両親や兄弟にアトピー体質やぜんそくがある場合にも発症しやすいと言われています。
アトピー性皮膚炎というと「体質なので、一生付き合っていかなければならない病気」というイメージを持たれている方も多いと思いますが、実際には患者全体の7~8割が思春期までに完治しているというデータがありますので、根気良く治療を続けましょう。
2つ目の「おむつかぶれ」は、おむつ内の湿気とアンモニア、酵素といった条件が合わさることによって引き起こされる非アレルギー性の皮膚炎です。
おむつが当たっている部分のみ赤く炎症を起こしますので、その他の湿疹や皮膚炎との区別は容易につきます。
対策としては、何よりもこまめなおむつ替えとおしりを清潔に保つことが先決です。
おしりをしっかりと乾燥させてから、おむつを当てるようにしましょう。
3つ目の「中耳炎」は、乳幼児に非常に多い耳の病気です。
「急性中耳炎」と「滲出性中耳炎」という2つのタイプがありますが、前者は風邪などによって鼻水が徐々に鼻から耳の中へと侵入していき、中耳と呼ばれる部分で炎症が起こるものを言います。
主な症状としては、耳痛(鼓膜の痛み)や発熱がありますが、まだ言葉を喋れない赤ちゃんは自分で痛みを訴えることができません。
赤ちゃんのご機嫌が悪い時には、耳をしきりに触ったり、首をふったりする仕草が見られないか注意して観察してみましょう。
一方、後者の「滲出性中耳炎」は、鼓膜の内側に水が溜まるものの炎症はなく、痛みをほとんど伴わないのが大きな特徴です。
主な症状としては、耳鳴り、音が聞こえにくいといったものがあり「話しかけても反応がない(鈍い)」「物音に鈍感になった」などの異変があれば、滲出性中耳炎の疑いがあります。
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