赤ちゃんのけがと病気

胃腸炎はいろいろあるのでチェック【下痢をしたとき】

2016年3月23日

下痢をしたとき、一番疑うのは胃腸となります。

まずは病院に行くことはもちろんですが、知識として以下のようなことを確認しておくことはよいでしょう。

一般的な胃腸炎について、チェックをしてみました。

細菌性胃腸炎(食中毒)

細菌性胃腸炎とは、ビブリオ菌、サルモネラ菌、ブドウ球菌、O・157などに感染しておこる下痢や嘔吐、発熱、頭痛などの症状で、一般に食中毒といいます。

診察のときには便のついたオムツを持参すると、医師の判断の役に立つことがあります。

ブドウ球菌は人の鼻や傷口などにいて、調理を行なう人の手を経由して感染します。そのほか、生の牛や豚の肉、鶏卵からサルモネラ菌に感染したり、刺身や寿司など、生の魚介類によりビブリオ菌に感染したりします。

食べてから短時間(4時間程度)以内に嘔吐、下痢、腹痛などが出た場合は、ブドウ球菌が原因でしょう。

食中毒を予防するには、生ものは基本的に流水でよく洗うことです。新鮮な物を充分に加熱して食べるようにし、残さないようにしましょう。

赤ちゃんや幼児には刺身や生卵、サラダなどは控えて、火を通した物を食べさせる方がよいでしょう。

調理前にきちんと石鹸で手を洗う習慣も忘れないで下さい。

食中毒は、水分補給と食事療法が治療の中心となります。

腹痛や吐き気が強い間は、無理に食べさせず、落ち着いてきたら、水分を少しずつ与えます。

食欲が出てきたら、お粥やパン粥、うどんなどの脂肪の少ない消化のよいものを中心に食べさせるようにします。

脱水がひどい時は点滴を行ないますが、治療をしなくても普通は2~3日でおさまります。

アレルギー性胃腸炎

食物アレルギーがあると、消化器や皮膚、呼吸器、神経などにアレルギー症状があらわれます。

食物アレルギーの主な症状のうち、消化器に症状が出るものをアレルギー性胃腸炎といいます。

食事をして数分から9時間以内に、水様性の下痢や嘔吐、腹痛、血便などがみられます。

日本の子供に多いアレルゲンは卵、ミルク、小麦、大豆とされています。

症状が強い時には、呼吸困難や血圧低下などの急を要するアナフィラキシーショックをおこすこともあります。

食事をしてから24時間以内に下痢や嘔吐などの症状が出ることもあります。

赤ちゃんにとって一番困るのはミルクアレルギーです。

生まれて間もない新生児や赤ちゃんは、腸管の構造や機能がまだ未熟で、アレルギーをおこしやすいのです。

唯一の口にできる母乳あるいはミルクがアレルゲンになっている場合には、特殊なアレルギー対応のミルクを用います。

アレルギー性胃腸炎をおこすと、2週間以上もなかなか治らない下痢が続き、栄養が充分に取れないため体重の増加に影響が出ることもあります。

アレルギー性胃腸炎の治療には、原因となっている食品を見つけて、アレルゲンを除去した食事をとることが必要です。

医師の下でアレルゲンを確定するためのスクリーニングをおこない、アレルゲンとわかった食物は食べないようにします。

重症の場合は一時的に点滴を行なうこともあります。

ウイルス性胃腸炎

ウイルス性胃腸炎とは、ロタウイルス、小型球形ウイルス、アデノウイルスなどのウイルスを原因とするおなかのかぜです。

これらのウイルスが胃腸に感染して嘔吐や下痢、発熱をおこします。

小型球形ウイルスによる胃腸炎は冬の初めから冬にかけて流行し、ロタウイルスによる胃腸炎は冬から春先にかけて流行します。

嘔吐からはじまった炎症は、次第に水様性の下痢となり、これが数日続きます。

ロタウイルスによるものは症状が激しく、発熱を伴って米のとぎ汁のような白っぽい下痢便になります。

嘔吐と下痢が同時に来ると脱水症状を起こしやすくなりますので、こまめに水分を補給することが大切です。

尿が出にくくなったり、尿の色が濃くなり、唇が乾き、目がくぼんだりぐったりする様子から脱水症状がわかります。

おなかの皮をつまんだときに、皮膚にしわがなく、つまんで離したときにすぐに元に戻らない時は脱水を疑います。

赤ちゃんはぐったりするようなら早めに受診しましょう。

吐き気が強い時は絶食して水分を少しずつ与えます。吐き気がなくなってきたら、薄めのミルクや重湯を様子を見ながら与えましょう。

下痢がおさまってきたら消化のよいおかゆやうどんなどの炭水化物を中心に与えます。

症状が強い時は、点滴して治療を行ないます。

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