赤ちゃんの成長と発達

赤ちゃんの頭の形は治るの?頭の形についての考え方

出産後は、苦しい思いをして、生まれた我が子に、喜びもひとしおです。疲れも癒され、ママは赤ちゃんに会いに行きます。そんな時、はじめて生まれた赤ちゃんを見たママの中には、(あれ?頭が変形している。)と驚く方もおいでるでしょう。

事前に聞いてはいたものの、赤ちゃんの頭が思っていた以上に変形している場合が多いようです。そんなママのために、赤ちゃんの頭が変形する理由を解説したいと思います。

頭が変形する理由・赤ちゃんの体のしくみ

赤ちゃんの頭のてっぺんには、大泉門(だいせんもん)という隙間があり、頭蓋骨の骨と骨は、膜によって繋がっています。この大泉門(だいせんもん)のおかげで、赤ちゃんが生まれる時に、頭を収縮させ、回転しながら産道を通ることが可能になります。

つまり産道を通るのに都合が良いように、赤ちゃんは頭蓋骨は柔らかく未熟なまま生まれてくるのです。また、赤ちゃんの脳や内臓は赤ちゃんの成長とともに大きくなっていき、骨の成長もそれに合わせて成長しなければなりません。

その為、赤ちゃんの骨は沢山の軟骨で構成されています。したがって、基本的に赤ちゃんの頭は柔らかく、変形しやすい状態だということを、理解しておかなければなりません。

頭が変形する理由・病的ではないもの

赤ちゃんの頭が変形している状態を「位置的頭蓋変形症」というのですが、この症状には原因が病的でないものが多くをしめます。

その原因について、赤ちゃんが生まれる前に起きるものを、「先天性」、生まれた後のものを、「後天性」として説明します。

「先天性」な理由

子宮が狭い初産、子宮が狭くなってしまう双子などの多胎児等の場合、子宮の中で変形することが多いです。

また、いくら、栄養が必要だからといって、妊婦さんが肥満になれば、赤ちゃんも大きく育ち、居場所が狭まるため、頭が変形する原因にもなります。

また、鉗子または吸引抽出での出産の場合、赤ちゃんの頭をつかみ、赤ちゃんを引き出すので、頭が変形することがあります。出産が長引いた場合や、逆子の場合も産道を通る間に変形することがあります。

「後天的」な理由

生まれたばかりの赤ちゃんは寝返りをうつことができません。寝かしておけば、寝たままの姿勢なので、頭の重さで、後頭部が平らになってしまいます。

そのまま何の対処もしなければ、後頭部が絶壁のまま成長していきます。頭を横向きにした場合は、側頭部が平らになります。

頭が変形する理由・病的なもの

「位置的頭蓋変形症」には、病的ものも含まれます。病的なものは、健康を害し、赤ちゃんの知能にも影響をあたえるので、気を付ける必要があります。

水頭症

乳幼児にみられます。頭の形を保つ役割をしている髄液が増量し、頭が正常よりも大きくなる病気です。脳圧が上がるため、頭痛の症状が出ます。医療機関による治療が必要です。

頭蓋骨縫合早期癒合症

頭蓋骨縫合とは、頭の骨と骨が繋がっている部分を言います。その部分の骨の成長が良くない為に、頭蓋骨縫合が通常よりも早い時に癒合してしまう病気です。

頭の形の特徴としては、長頭、三角頭、短頭、斜頭等があります。健康や、脳の成長に著しく障害を起こすため、早期発見、早期治療が必要です。

レントゲン撮影によって見分けることができます。栄養不足や遺伝子の異常などが原因です。栄養治療や、手術による治療が必要です。

頭の変形は治療が必要か

頭の変形は、病的なことが原因でなければ、首がすわり、腰がすわることで、自然と正常な形に成長していきます。

大泉門は、生後1年半ないし、2年で閉鎖し、赤ちゃんの頭蓋骨も硬くなっていきます。そういわれても、心配なママは、新生児から対処していくと良いでしょう。

新生児

赤ちゃんは、自分で頭を動かすことができないので、ママが頭の位置を変えてあげましょう。とはいうものの、そんなことは、なかなか出来ません。「ドーナツ型」の枕の使用をお勧めします。後頭部のハゲも防ぐことができます。

3~4カ月(首がすわるころ)

なるべく抱っこしてあげましょう。抱き癖はつきますが、赤ちゃんはいつまでも甘えてきません。

抱っこは、赤ちゃんの心の安定にもつながります。前抱っこのおんぶ紐もあるので、一緒にいる時は抱っこして過ごすようにすることをお勧めします。保育園へ行っている間は、「ドーナツ型」の枕をすることを先生にお願いしてください。

5~6か月

お座りができるようになったら、後は楽です。なるべく起こしておけば、頭の形は自然とよくなっていきます。赤ちゃんに栄養をキチンと与えましょう。

得に母乳は、カルシウムやビタミンDが不足がちになるので、離乳食をキチンと与えるようにしましょう。

骨の発育がよくないと、頭蓋骨だけでなく、骨の変形へと繋がり、また、「くる病」の原因にもなります。脱水も、大泉門がへこんだりする原因になります。

まとめ

頭の変形には、病的なものもあるので、軽く考えてはいけない反面、ほとんどの場合は、自然と治るものです。

あまり形がよくないと思われても、それは、遺伝なので、育ちのせいではありません。人は抑制しなければ、DNA通りに成長していきます。

頭の形も、生まれ持ったものなので、あまり気にしない方が赤ちゃんの為です。抑制してキレイな形を強要すれば、脳の発育に影響が出ます。なるべく自然な成長ができるように、見守ってあげてください。

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